楽習の効率を上げる

夢・目標設定

意欲的に勉強に取り組む人とそうでない人の違いは何だと思いますか?それは,「夢」や「目標」,「なりたい人物像」があるかどうかです。何となく勉強しているうちは,作業で終わってしまい,自分の知識として定着しません。それに比べて,「夢」「目標」「なりたい人物像」がある人は,そのために何をするべきかという目的をもって取り組むので,効率は格段に上がります。大きなものでなくてもかまいません。「夢」は変わることだってあります。でも,この「夢」をもつことで,いつまでに何をどれだけしておくかという達成項目と期間設定ができます。まずは,自分が好きなことを思い浮かべると「夢」の設定がしやすいですよ。

自分のタイプを知る

まずは自分はどんなタイプなのかを選んでください。選ぶときには,自分の「夢」にたどり着くために,どうするべきかを考えた上で判断しましょう。特に,進学先を選ぶときに,「いけるところ」ではなく,「行きたいところ」となるようにしておくことが大事です。どちらかというと中学生以上の楽習方法です。小学生は自楽として好きなことを追究したり,苦手なことを復習したりというバランスのとれた楽習をオススメします。

(A)できる限り高い点数をとりたい

(B)夢が変わった時のためにそこそこ点数をとっておきたい

(C)専門職をめざすので,一般常識で良い

 

(A)全てにおいて高いレベル

(B)得意分野に秀でていたい

(C)極端に低い点数(6割以下)を無くしたい

①は勉強と勉強以外にかける時間の割合を判断するものです。Aなら毎日の勉強+テスト2週間前から本腰を入れます。Bなら毎日の勉強はそこそこに+テスト1週間前にチャージをかけます。Cなら毎日決まった時間の勉強をするだけで良いです。また,教科の勉強に限らず,自分の好きなことを徹底的に追究するようにすることをオススメします。

②は勉強する教科にかける時間を決めるものです。Aならテストまでに全て3周するようにします。Bなら自分が高得点をとりたい教科だけを徹底的にやり込みます。Cなら苦手分野については正解するべき問題にポイントを絞って勉強する程度です。

休憩時間の取り方

休憩時間は必ず確保しましょう。その時の約束事として,2つすることがあります。1つ目は,休憩時間にしたいことを優先順位を決めて書き出すことです。2つ目は,時間設定をすることです。この2つを徹底しましょう。

①休憩時間にしたいことの例としては「スポーツの練習」「漫画を読む」「動画を見る」「ゲームをする」「テレビを見る」「友だちと遊ぶ」「SNS」「音楽を聴く」「寝る」などがあります。これらを優先順位の高い順に並べてください。

②時間設定の仕方ですが,どんなに長くても1回の休憩を1時間までにしましょう。そうでないと,せっかく勉強したことが記憶から消えてしまいます。例えば,スポーツの練習は1時間,SNSは10分×3回のように設定する方法があります。

テスト対策日程の組み方

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安らぎが与える効果

音楽を聴くと勉強の効率は上げるのか?結論から言うと,効率は下がります。効率が上がっているように感じる理由は,好きな曲をかけることによってドーパミンが分泌されることによって気分が上がるからです。しかし,気分が上がっても脳に入っているかは別の話です。自分のタイプによって次のどちらかを実行すれば,勉強の効率が上がります。

①普段から集中力が高い人は「無音」で勉強すると効果が上がる!

②集中力が欠けやすい人は「自然音」で勉強すると効果が上がる!

※どうしても好きな曲を聴きたい人は,勉強開始の10分前に聴いて気分を上げてから,無音や自然音の中で勉強をしましょう。


尚,単純な作業や運動に関しては,音楽を聴くと効果が上がります。